千葉ジェッツ、ホグがBリーグ自己最多36得点の活躍で名古屋Dに逆転勝利
NOV 11 2024
2024年11月10日、B.LEAGUE 2024-25シーズンの第8節が各地で行われ、千葉ジェッツはホームのLaLa arena TOKYO-BAYで名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)と対戦しました。
試合は序盤から3ポイントの応酬でスタート。千葉ジェッツ破壊力のある猛攻に対してそれに負けない名古屋Dのディフェンスにより名古屋Dが主導権を握り、前半を47-49でリードして折り返しました。しかし、第3クォーターで千葉ジェッツが反撃を開始。特に、富樫勇樹選手とディー・ジェイ・ホグ選手が躍動、連続3ポイントシュートを決め試合の流れを一気に引き寄せました。このクォーターだけで富樫選手は3本の3ポイントを含む11得点、ホグ選手は4本の3ポイントを全て成功させて14得点を記録し、チームは29得点中25得点を2人で叩き出しました。第3クォーター終了時には76-67と9点差をつけてリード。最終クォーターでも千葉ジェッツは勢いを保ち、名古屋Dの反撃を封じ込めて96-82で勝利しました。
しかし、ワイルドナイツも23分にキックからのゴール前ラックでFLベン・ガンター選手がボールを奪いトライ。その5分後にはSH小山大輝選手が追加点。SO松田選手のゴールも決まり、20-17と逆転に成功。追い込まれたブレイブルーパスでしたが、34分にFB松永拓朗選手の突破からパスを繋いでWTB森勇登選手がトライを決め、再び24-20とリード。 78分には、長い連続攻撃からのワイルドナイツWTB長田智希選手のトライがTMO判定でスローフォワードとなりノートライに。最終的にはブレイブルーパスがラックでボールを奪い、そのままタッチへ蹴り出して試合終了のホイッスル。ブレイブルーパスの選手たちは中央に駆け寄り喜びを爆発させました。
試合後、東芝ブレイブルーパス東京、トッド・ブラックアダーヘッドコーチは「逆境を跳ね返し力を発揮し、粘り強く戦うことができた今日の試合は、まさに自分たちのこのシーズンを表していたと思います。」と選手たちを称賛しました。また、キャプテンのリーチマイケルは「悲願の優勝を達成できてとても嬉しいが、堀江翔太選手の引退試合ということで喜びと寂しさが入り混じっている」と感慨深げに語りました。
これにより千葉ジェッツは3連勝を達成、代表活動によるリーグ中断期間に突入することができました。この試合で特に目立ったのはホグ選手のパフォーマンス。Bリーグ自己最多となる36得点をマーク、3ポイントシュートは7/10と驚異的な成功率を記録しました。ほかにも富樫選手は17得点、クリストファー・スミス選手が13得点、ジョン・ムニー選手も10得点11リバウンドでダブルダブルを達成しています。一方の名古屋Dはスコット・エサトン選手が21得点6リバウンド、齋藤拓実選手が14得点6アシストと奮闘、見どころ満載のゲームとなりました。
千葉ジェッツのトレヴァー・グリーソンヘッドコーチは「今までのシーズンはとても楽しかったです。まだ4分の1しか終わってないので、逆にここまでで何かを決めることはないですけど、良いスタートが切れていると評価できると思います」とコメント。名古屋Dのショーン・デニスヘッドコーチは「千葉ジェッツはCSを取れそうなチームだと思っている。2回連続で負けたくなかったが、今のうちの立ち位置としたら現実的」とし、「現状としてはまだチームを組み立てているところ。もうあと一歩なので(ファンの方には)信じ続けて欲しいです」と話し、今季5人の新加入選手を迎え入れるなど大きく変化したチームに対してリーグ中断期間前に確かな手応えを感じさせました。