リーグワン決勝:プレーオフファイナルは激闘の末、東芝が埼玉に逆転勝利!リーグワン初制覇!
may 26 2024
5月26日、国立競技場で行われた「NTTジャパンラグビーリーグワン 2023-24」の決勝戦で、リーグ戦2位の東芝ブレイブルーパス東京が同1位の埼玉パナソニック ワイルドナイツを24-20で下し、リーグワン初優勝を果たしました。トップリーグ時代から数えて14シーズン目の栄冠を勝ち取りました。
56,486人の大観衆が見守る中、序盤はワイルドナイツが主導権を握り、SO松田力也選手のペナルティゴール(PG)で6点を先行。 しかし、ブレイブルーパスは23分にWTBジョネ・ナイカブラ選手が右中間に流れを引き寄せるトライを決め、さらに35分にはSOリッチー・モウンガ選手がPGを成功させ、10-6とリードして前半終了。後半もブレイブルーパスの勢いは続き、開始早々にSOモウンガ選手の50:22キックから再びWTBナイカブラ選手がトライを決め、17-6とリードを広げます。
しかし、ワイルドナイツも23分にキックからのゴール前ラックでFLベン・ガンター選手がボールを奪いトライ。その5分後にはSH小山大輝選手が追加点。SO松田選手のゴールも決まり、20-17と逆転に成功。追い込まれたブレイブルーパスでしたが、34分にFB松永拓朗選手の突破からパスを繋いでWTB森勇登選手がトライを決め、再び24-20とリード。 78分には、長い連続攻撃からのワイルドナイツWTB長田智希選手のトライがTMO判定でスローフォワードとなりノートライに。最終的にはブレイブルーパスがラックでボールを奪い、そのままタッチへ蹴り出して試合終了のホイッスル。ブレイブルーパスの選手たちは中央に駆け寄り喜びを爆発させました。
試合後、東芝ブレイブルーパス東京、トッド・ブラックアダーヘッドコーチは「逆境を跳ね返し力を発揮し、粘り強く戦うことができた今日の試合は、まさに自分たちのこのシーズンを表していたと思います。」と選手たちを称賛しました。また、キャプテンのリーチマイケルは「悲願の優勝を達成できてとても嬉しいが、堀江翔太選手の引退試合ということで喜びと寂しさが入り混じっている」と感慨深げに語りました。
14シーズンぶりの栄冠を手にした東芝ブレイブルーパス東京、来季もその勢いを保てるか注目されます。MVPに輝いたSOリッチー・モウンガ選手やブレイブルーパスの柱であるリーチマイケル選手の活躍にも目が離せません。
一方、プレーオフファイナル常連であるワイルドナイツは、堀江翔太選手と同じく日本代表経験者であるSH内田啓介選手の引退、また司令塔としてチームに貢献してきたSO松田力也選手の退団により、チームにとって大きな変化が起きることでしょう。新生ワイルドナイツが来シーズンどんなプレーを見せてくれるのか注目です。