apr 05 2021
福祉を思いきり明るくしたい
社会福祉法人いきいき福祉会
理事長 小川泰子さま
今回お話を伺ったのは社会福祉法人いきいき福祉会、理事長 小川泰子さま。お邪魔したのは2009年開設の「特別養護老人ホームラポール三ツ沢」です。「ラポール」はフランス語の信頼という言葉。“ひと”のつながりで信頼(ラポール)の輪を拡げ、神奈川県内に大小28事業展開されています。
驚くべきは、いきいき福祉会は「市民が設立した、市民のための、市民の社会福祉法人」であること。同福祉会は、介護保険施行前の1993年から、生活協同組合という非営利組織を母体に暮らしやすい地域社会を自分達の手で作っていこうと動き出しました。一人ひとりの存在価値を尊重し、助け合い、支え合う参加型社会の実現をめざしたのです。
2000年施行の介護保険事業とは、私たちがケアの手法や入所施設等を主体的に選択していく時代が始まったということ。自分達で自分達の生活を考え守っていく必要性があることを、国が示唆したことでもありました。国が動くより早く、いきいき福祉会は自ら動いていたのです。
そこで、小川理事長から自分ごととして世の中を見ていく「参加型福祉の実現」についてお伺いしてきました。福祉コミュニティ形成(まちづくり)の視点から「福祉を思いきり明るくしたい」と語る小川理事長のお話、お聴きください!
【インタビュアー】
横山英理子(YOKOYAMA ERIKO)
プロフィール
看護師として地域基幹病院に勤務。胸部外科・婦人科・整形外科など担当。外資系医療機械メーカー、看護師人材紹介会社を経て、在宅医療で日本で一番大きい医療法人の経営企画室勤務。
独立後、医療・介護・福祉× 企業をテーマに人と人を繋ぐ社会貢献活動に従事。株式会社医師のともとの業務提携でナースの結婚相談所を運営するなど活動範囲を広げている。