Featured Facility

Sep 14 2023

Kind Group


代表取締役 中野 祐里さま



ー Q. Kind Groupさまの事業内容を教えてください。

A. 株式会社Kindの中にあるHandsCareはヘルパー事業になります。good訪看リハビリステーションが訪問看護事業です。 Magicalという少し変わった名前なのですが、障害の方の相談支援事業になります。CARE株式会社というのが施設建物の管理会社になります。



ー Q. ロゴが大変印象的です。ロゴについて教えていただけますか。社名の由来についても教えてください。

A. ロゴですが、人の命に携わらせていただく事業ということでハートの中に人がいます。  

Magicalのロゴも、障害の方々に魔法をかけてあげたいというところからこのようなロゴにしています。魔法をかけて素晴らしくしてあげよう。介護も魔法をかけてあげようというような感覚で、楽しく明るくできたらいいなという想いがあります。 ロゴは理念にもつながっているのでとても大切にしています。印象を与える事ということなので、とにかく目に留まってもらうというところを大事にしています。  

社名ですが、「親切」「介護」という意味があります。「あなたに寄り添うあたたかいサービス」という弊社の理念があります。社名の親切という意味から理念ができました。  



ー Q. ご沿革を教えてください。

A. 設立は平成27年になります。 最初は在宅支援サービスからスタートしております。

私自身はもともと社会福祉のことを何も知らない状態からのスタートでした。家業が建築、設計業であり、たまたま兄が介護事業を始め、経営管理の人手が足りないから手伝ってほしいと言われたところから始まりました。様々な困難事例解決などに携わるうちに、これは本気でやっていかなければならないと考えるようになっていきました。大変ではありましたが、やりがいを感じたことがスタートのきっかけです。そこに楽しさも覚えながら、この業界にはまってしまったという感じです。







ー Q. 施設の特徴を教えていただけますでしょうか。

A. 私どもの施設は有料老人ホームという種類のところに属しています。利用者様は高齢者の方はもちろんなのですが、障害者の方も入れるようにしております。 最初は高齢のみでやっていたのですが、困難事例の中に障害者の方と携わることがありました。障害者の方への勉強を進めていくうちに障害が得意になっていったという弊社の特色があります。 障害といっても精神障害、身体障害、知的障害そして児童の障害があるのですが、全ての障害の方に携われるような形にしております。障害をお持ちの方は、日本の法律では、65歳になると介護保険に切り替わるのです。障害の方の施設にいても、今度は介護施設に行かなくてはいけない。なかなか スムーズにいくことができないという問題が生じるのです。また、介護従事者が障害のこと、特性をよく知らないまたは勉強をされてないということが問題としてあります。弊社では有料老人ホームの中に障害をお持ちの方も入ることができ、65歳になって介護保険に切り替わるときにスムーズに移行ができ、引っ越しをする必要性がない。これは大きな特色であると思います。 障害の方の中には医療頻度の高い方たちもいらっしゃいますので、スタッフも勉強が必要になってきます。

また私どもの施設では、ご利用者さまにお支払いいただく金額は月々10万円ぐらいで収まるようにしています。金銭的に余裕の無い方、身寄りがない方々を助けてあげたいという思いから始まっている会社であるので、値段設定の中にもこの思いを入れています。

人材教育になるのですが、社員の人格育成を行っていることも特徴です。理念に繋がるのですが、私たちスタッフが利用者さまに寄り添うのは当然ですが、会社としてもスタッフの方に寄り添います。そのために人格育成や人材育成をさせていただきます。また、スタッフ同士の連携、チームプレーを大切に、ワンチームで行うということをとても大事にしています。このことが利用者さまの幸せにつながってきます。



ー Q. 人材教育、人格育成について具体的に行われていることを教えていただけますか。

A. キャリアコンサルタントの講師の方に入っ ていただき、内部研修を行います。例えば、なぜ働くのか。働く代価としてお金をいただく。しかしそこには目標が必要である。では目標とは何かといったことへのコーチングを行っていくのです。初めて受けた方は、夢って何だろう。目標って何だろうと答えられないことも多いのです。しかし、目標や夢を持って働いてもらいたいので、落とし込んでいく。すると内観していくことになる。仏教の言葉ですが、内観をすると自分を見る機会が出てきます。自分って一体何なんだと。今まで考えた事がない方というのは非常に多いと思います。自分がなぜこの仕事をしてるのか。自分が存在している価値は何なんだろう。そこからまず問いを解いていくといったことを行っています。

難しいことが出てくると逃げてしまったり、または虐待に走ってしまったり、いじめに走ってしまったりということがあります。やめてくださいと言うのは簡単なのですが、本人が自覚していないと、なぜやめてくださいと言われるのかさえも理解ができないということになってしまうのです。そのためまずは解いていく、己を知っていただくことを行っています。虐待、パワハラについては社会的な問題となっていますが、「やめてくださいね」その一言ではもう収まりが効かないと思っています。非常に時間がかかることではあるのですが、この人格育成が雇用の定着につながるなどしてきます。

介護福祉業界では、ハードな就労スケジュールを強いていたり、有給、産休、育休などの制度を十分に行っていない事業所もあるのが現実です。弊社では十分に取得ができる環境があります。女性が出産をしても、働きやすい、ステータスが取りやすかったりすると、もう少し女性の存在価値も上がるのではないかと考えています。お子さんが体調を崩した時に、午前中2時間病院に行ってきてそのあとから出勤してその2時間は違うところで振り替えてくれたらいいよといった柔軟な働き方ができるように頑張っています。やはりチームプレーが大事です。お互い様というところで互いに助け合い、寄り添い合いながら仕事をしていく。ということです。



ー Q. ご利用者さまとのエピソードをお聞かせいただけますでしょうか。

A. もう亡くなられた方なのですが、難病にかかり、ご家族さまに捨てられてしまったという男の子がいらっしゃいました。病気は非常に早い進行性のものでした。ハンチントン病といって、いつもずっと動いている状態。ずっと動いているため、食べてもエネルギーが取られて しまうのでどんどん痩せていってしまうのですが、常に動いているので、点滴も打つことができない状態でした。出会った時にはいつも不安な顔で、自分が存在していることに対して、大丈夫かな大丈夫かなと思っている子でした。生活のサポートを行わせていただく中で、その子が笑うようになったり、車椅子でお散歩に出かけるということもできるようになりました。最期にその子が亡くなる時に「ありがとう。本当に幸せだった」と言ってくださいました。幸せにしてあげられたのかな。と思う瞬間でした。

たくさんのありがとうをいただけることが 私たちの醍醐味です。本当にハードな仕事ですのでやっててよかったなと思える瞬間です。



ー Q. 社会福祉業界の課題についてお考えをお聞かせください。

A. コミュニケーションの取り方を知らずに相手を傷つけてしまうという問題が、いまとても多いです。介護とは本来、高いコミュニケーション能力、専門知識が必要で、勉強をしていなければできないような仕事です。そのため、業界全体の底上げ、育成をしていかなければならないと考えています。

解決策としては、心理学の底上げなのではないでしょうか。海外では心理学が浸透しています。日本は心理学、脳科学が遅れてしまっているので、大きな問題が生まれていると思います。私も実は、臨床心理士を目指し心理学を学生時代に勉強していました。日本では臨床心理士の資格を取る方も少ないですし、心理学を発揮できる臨床、仕組みがまだまだ 出来上がってないですよね。社会福祉の中では心理学がとても重要で、勉強しなければいけないところなのではないかと思っています。





【施設紹介】
法人名:Kind Group
所在地:〒509-0109 岐阜県各務原市テクノプラザ1丁目1番地109号室