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Dec 20 2023

株式会社カインドライフ


取締役 生田 明美さま



ー Q. ご沿革を教えていただけますか。

A. 平成26年よりカインドライフの事業を開始しております。大阪の門真市にサービス付き高齢者向け住宅の運営を開始、そこから順に事業を拡大していったという形です。磯田社長も私も介護の現場から始めた身ですので、職員さんの思いやご利用者さんの思いをできるだけ組み上げていくという気持ちで立ち上げました。 現場からの声にも厚く手を添えられるのではないのかという気持ちで運営をしております。



ー Q. 法人さまの魅力、特徴を教えてください。

A. 社是は「生きる意味を考える」です。職員も含めてあなたらしさを大切にしましょうというところを目指す会社として、掲げております。

事業の目的としては、医療、介護、福祉の環境整備を支援し地域のコミュニティ作りを目指しております。地域のコミュニティという部分では、施設に食堂、食事処を設けており、地域の方も来ていただけますし、職員も利用でき、もちろんご利用者さまもご家族さまも利用いただけます。ご家族様と一緒に召し上がりたいという時には柔軟に対応できる体制をということで、施設の作事の中に食事処を設けました。

法人では、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、障害のグループホームの運営をしております。  



ー Q. 社是「生きる意味を考える」についてもう少し教えてください。

A. 生きる意味って何だろうと会議の中でもよく話し合っています。施設に入ったからできなくなったのではなく、施設に入ったからできた。ということを叶えていくことが大事だと考えています。各施設で、必ず毎月1回はイベントを行っています。レクリエーションに関しては午前中に1回と昼から1回の毎日2回提供をしています。毎月は難しいのですが、会社のマイクロバスで、ご利用者さまとマンツーマンで遠足に出かけるといったこともしています。外の環境に触れていただくことで、生きてて良かったなということを感じていただけたり。また来年も一緒に遠足に行きましょうというお話をすることによって生きる張りを持っていただけたり。毎月思考錯誤をしながら、職員さんも予定を立てています。

マイクロバスは礒田社長が運転をしています。礒田社長は若い時に大型トラックの運転をしていたのです。ある時、介護という部分で心を動かされ、介護事業に入ったという経歴があります。社長自身の生きる意味を考えるという部分にも繋がっているのかもしれないのですが、マイクロバスを自ら運転することによってご利用者さまと触れ合えることや、喜んでいただけることを直に感じられるというのは社長自身のやりがいにも繋がってる のかなと思っています。



ー Q. 福利厚生の一環で、職員のお食事は会社が提供されていると拝見しました。

A. 職員の食事に関しては会社が全て負担し、準備をしております。働くお母さんであったり、皆さん家族全員が働いておられるので、お弁当を用意するという時間の負担というのはとても大きいと思うので、好き嫌いがなければ準備していますのでそこで食べてくださいねという環境を設けております。食事の内容は、入居者の方に提供をしているものと同じお食事です。味付け、量を職員1人1人が確認でき、現場の職員の声を給食会社さんに直接上げることができるというのは大きなメリットかなと思っております。事業立ち上げの頃から、この構想は考えており、2年後くらいから開始することができました。







ー Q. 生田さまが介護に関わるキッカケを教えてください。

A. 私自身は家族介護から始まりました。お姑さんを在宅で見送ったのですが、在宅介護の大変さを経験する中から、介護の仕事に就いてみようと思ったことがキッカケです。当時のヘルパー2級の資格を取り、介護保険が始まるくらいのころから現場に出て、介護の経験を積んできたという形です。経営者にまでなれたのは、ご縁を頂いてきたおかげです。家族を施設に入れることが悪ではなく、施設に入ることで得られること。できないところは介護職員に任せ、ご家族自身が介護倒れにならないために施設を選んでよいこと。機嫌の良い時間を一緒に過ごされることの方が、いい思い出はたくさんできるのではないでしょうか。ということを、大変な思いをされていらっしゃる方々にお伝えしたくてこの業界に入りました。



ー Q. フランチャイズでの展開について教えてください。

A. 私もカインドライフから独立し、美カインドという会社の代表もつとめています。やはり1つの会社で管理をしていくというのは、5、6施設ぐらいまでが限界となる部分があります。その想いを分散させるということで、のれん分けの形を取らせていただいています。想いの分散をして、また自分たちの枝葉の中で想いを共に共有してくれる職員さんたちが、管理、運営に携わってくれたら大きな土台になるのではないかということでフランチャイズの形を取っています。



ー Q. 介護施設検索 カインドなびについて教えてください。

A. 関西地区にお住まいの方が施設を探そうとなった場合に、何か役に立てるようなことができたらという思いで運営をしています。カインドなびに登録をしていただいてる施設さま、企業さまに関してはこちらからもお声かけをさせていただいています。この地域で介護施設を探していますと言われた時に、情報としてご案内できることがホームページの中にツールとしてあれば、私どもの方からご案内もできます。win-winという言葉を社長はよく使われています。



ー Q. 生田さまの大切にしていることについて教えてください。

A. フランチャイズ運営をしている会社では、看護師が24時間常駐している、医療に特化している施設があります。終の住処として選んでいただく中で、最後の看取りをどのように苦しまず過ごしていただけるのか。ご本人さま、ご家族さまの想いの部分を十分に詰めた上で、携わらせて頂いております。がん末期で過ごせる期間は2 ヶ月しかないけれど、病院ではなく施設で過ごしたいという方の需要が増えておりますのでそういった方も積極的に受け入れさせていただいております。ご家族の方と最期の時を過ごせるよう、専門職である看護師や介護士による看取りの環境作りへの努力を継続して行っていきたいと思っています。





【施設紹介】
法人名:株式会社カインドライフ
    株式会社美カインド
    介護施設検索 カインドなび