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Sep 26 2023

医療法人社団 曙会


理事長 国吉昇さま



ー Q. ご沿革、法人名の由来を教えていただけますか。

A. 「病める人を愛し 誠実な診療を心がけ 地域に開かれた窓となろう」という理念のもと、昭和53年3月に流山中央病院が開院いたしました。最初は49床からのスタートでした。 平成5年9月には 曙保育園を開園。 病院看護師の子供さんのために設立し、 生後10ヶ月から利用が可能な保育園を 作りました。平成9年6月には 訪問看護ステーション、訪問介護ステーション、介護支援事業所を設立いたしました。 平成27年5月にはサービス付き高齢者向け住宅アンジュ初石を開設。令和元年9月には流山中央病院付属泉リハビリテーション病院を開設しました。

法人名の由来は、日が昇る これから明るい世界になるという希望を持って毎日生きようという気持ちで曙という名前をつけました。



ー Q. 千葉流山に病院を構えるまでにどのような経緯があられたのでしょうか。

A. 私は信州大学を卒業した後、昭和42年から東京女子医大学第二病院外科に入局しました。その頃、住まいが松戸市で、女子医大の第2病院まで電車で行ける距離でした。住んでいる松戸から流山というのは身近な場所であり、地主さんの協力もあり、流山に 病院を作ろうという意識になり、土地を探しました。流山での救急車のたらい回しといった問題が記事になったことも受け、そういう場所に救急病院を作ろうという思いを持ちました。病院を設立できたのは、沢山のご縁があり、本当に皆さんのおかげです。  







ー Q. 曙会さまの特徴や魅力を教えてください。

A. 病院理念の、地域に開かれた窓となろうというのは、来る患者さんは拒まず、貧しい方もどの方も助けてあげようという発想ですね。診療の内容にしても広範囲にできるだけの診療治療をしようという発想がこの言葉となっています。

特徴的な診療科目としては 脳神経外科です。 設備や、医師数もそろえ、脳卒中センター という許可ももらって開設をしています。整形外科では国吉一樹院長が先頭となり、交通事故や労働災害などで 手の切断をしたような方に対してなど夜間等時間を問わず、引き受けているという状態です。



ー Q. 介護施設運営についても教えてください。

A. 市町村の寄付を受け、昭和58年5月に流山市で初めての特別養護老人ホームの開設でした。

平成11年 の3月にはケアハウスサンライズを設立。1人での生活が困難な方、不安を感じる方、何らかの在宅サービスを必要とする方が対象です。特別養護法人老人ホームあざみ苑、はまなす苑、 天然温泉付き特別養護老人ホームでいごがあります。でいごでは外に足湯がありますが、デイサービスに来られた方々に使用していただけます。はまなす苑では農園を開設し、様々な野菜を栽培しています。大根、白菜、じゃがいも、さつまいも、インゲン、さやいんげん、ピーマン、ナス、里芋、スイカ、冬瓜なども作って、入所者に提供もしています。施設長が畑作りが好きでデイサービスの運転手の協力も得るなどしてやっております。はまなす苑では、厨房は職員が手作りの食事を提供しているので、畑で取れた野菜もお食事で提供しています。



ー Q. 人材育成への想いについて教えてください。

A. 医師、看護師、検査技師、お掃除の方、色んな方がいますが、皆さんへ同じ気持ちで接しているということですね。



ー Q. 医療や福祉業界に対する課題・解決策などお聞かせいただけますでしょうか。

A. 住宅型の有料老人ホームが各地に次々と建てられているのを見るのですが、全ての施設で十分な看護や介護サービスが本当 にできてるのかなと心配に思うことはあります。

人材不足ということはこれからの課題として一番気になるところではあります。アルバイトの方などは、ホームセンターや大型スーパーに人員を取られてしまっているという話も耳にします。当法人でも、海外の方、ベトナムやフィリピンの方々、特に日本人と結婚したフィリピンの人の方なども一緒 に働いております。明るくて、とても素敵な人材です。





【施設紹介】
法人名:医療法人社団曙会
    流山中央病院
    泉リハビリテーション病院
    社会福祉法人 流山あけぼの会