sep 14 2021
クラブの科学
欧米最先端スイング理論「ゴルフ3Dスイング」とは
ゴルフスイングコンサルタント
吉田洋一郎さま
軽井沢ラジオ大学ゴルフ部、本日のゲストは、世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタントである吉田洋一郎さん。
世界4大メジャータイトル21勝に貢献した世界NO.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベター氏をはじめ、毎年数回にわたり欧米のゴルフ先進国におもむき、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている吉田さん。欧米の一流ゴルフインストラクター約100人に直接指導方法を学びながら、欧米のゴルフティーチングに関する資格20以上を取得する中でまとめたスイング理論の集大成「生体力学×動力学でクラブの科学を理解する ゴルフ3Dスイング」(河出書房新社)を中心に、お話を伺いました。
アメリカでゴルフコーティングを学ぶ中で吉田さんが出会った「バイオメカニクス」(生体力学)。吉田さんは、師事したテキサス女子大学のヤン・フー・クォン教授から「地面反力」を利用したスイングの基礎を学んだことが「人生を変えるほどのインパクトがあった」と話します。吉田さんが日本に紹介された欧米の最先端スイング理論を知ると、例えば、世界NO.1プロゴルファーであるダスティン・ジョンソンが「地面反力」を利用していると気づけます。
ダスティン・ジョンソンのスウィングを分析してみた【スウィング大辞典】
そして吉田さんは、「スイング中のクラブにかかる力である『フォース』と『トルク』に注目」と話します。
クラブは自ら動くことができません。つまり、クラブを動かすためにはそこに何らかの「力」が加わっていることになります。この、クラブを動かすための力が「フォース(force)」です。そして、グリップ(手元)に力(フォース)を加えることで、クラブの向きが変わります。この、クラブ自身が向きを変える力のことを「トルク(torque)」と呼びます。これら「フォース」と「トルク」を理解すれば、スイング改善は簡単、と吉田さんは教えてくれました。
では、具体的にどうしたら??例えば、シャローイングに関して、吉田さんの教えを受け(私レベルではありますが)すぐに上手になった実感がありました。世界ランキング自己最高位2位になった、スペインのセルヒオ・ガルシアは、シャローイングの動きが特に顕著に見られます。
セルヒオ・ガルシア Sergio Garcia【Driver Shot】2012 Northern Trust Open
他にも、自宅で練習できるドリルについてもしっかり話を伺いました。それでは、早速お聴きください!
【書籍紹介】
書籍:生体力学×動力学でクラブの科学を理解する ゴルフ3Dスイング
(発行:河出書房新社)
ゴルフのスイングは、「トルク」と「フォース」で全て説明できる。スイングの瞬間を切り取った際、クラブと体はどのように動くのか。スイングを立体的に考えれば理想のショットが身に付く!
お求めはこちらから
【スペシャルゲストプロフィール】
吉田洋一郎/よしだ・ひろいちろう
世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。
世界4大メジャータイトル21勝に貢献した世界NO.1のゴルフコーチ、デビット・レッドペター氏を2度にわたって日本へ招聘し、世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。また、毎年数回に渡り欧米のゴルフ先進国にてゴルフに関する心技体の最新理論に関する情報収集と研究活動を行なっている。欧米の一流ゴルフインストラクター約100人に直接指導を受け、カンファレンス等を含めると200人のインストラクターの指導方法を学ぶ。欧米のゴルフティーチングに関する資格20以上を取得、また、海外メジャーを含めたPGAツアーへ数多く足を運び、実践的な試合でのティーチングを学んでいる。最先端の技術を活かしツアープロ、シングルプレーヤーのスイング改善を行なっている。主な著書に「驚異の反力打法〜飛ばしたいならバイオメカ」(ゴルフダイジェスト社)、「世界のトッププロが使うゴルフの基本テクニック」(マイナビ出版)、「ゴルフは「捨てる技術」で上手くなる」(辰巳出版)などがある。
YouTube番組「The Single Players TV」
真剣に取り組むゴルファー向けに、海外で学ばれたティーチングスキルがふんだんに紹介されています。
デビッド・レッドベター氏と