Yamazaki kazukuni

oct 05 2020

知の巨人
投機の流儀を知り、株式市場の未来を予測せよ


武蔵野学院大学教授、「賢者の投資 愚者の投資」 著者 山崎和邦さま

今回のゲスト山崎和邦先生は、慶應義塾大学経済学部をご卒業後、野村證券、三井ホーム常務取締役を経て、現在は、武蔵野学院大学教授として教鞭を執られています。

とはいえ、山崎先生は「大学教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家」とおっしゃいます。現職の投資家として、リーマン・ショック後の大底や短中期の株価変動の予測などを見事に予測し続け実績を挙げ続けている秘密は一体何なのでしょうか?

キーワードは「投機」。日本では、投機と聞くとギャンブル性が高い、短期の価格上昇(下落)を賭けることのように思われているかもしれません。しかし、投機を表す英語である"speculation"(スペキュレーション)には、思索・推測の意味が含まれており、もともとは禅の仏教用語でもあったことはあまり知られていません。そうした投機という考えには、実に示唆に富んだことが含まれていることを教えていただいたのが、今回お招きしたゲスト、山崎和邦先生です。

私が山崎和邦先生とお会いしたのはもう10年も前。山崎先生の著書「投機学入門――不滅の相場常勝哲学 (講談社+α文庫)」を読み、どうしてもお会いしてお話を伺いたいとラジオ番組のゲストにお招きしてからのお付き合いです。それ以降、今年83歳になられた人生の大先輩から学ばせていただいていることは数知れず、です。山崎先生の頭の中は一体どうなっているのだろうか、と思わずにはいられません。山崎先生は「知の巨人」なのです。それではお聴きください!