oct 22 2021
イノベーション戦略
OKIのイノベーション・マネジメントシステム「Yume Pro」とは?
沖電気工業株式会社
イノベーション推進センター長 前野蔵人さま
「AIを用いた感情推定技術を活用した提案型注文システムの実証実験」がサブウェイ店舗で開始されたというリリースを知り、訪問したのは同システムを開発したOKI(沖電気工業株式会社)。
OKIの接客支援ミドルウェア「CounterSmart(カウンタースマート)」に搭載した感情AI技術の1つである「興味・関心推定技術」を用い、セルフ注文端末のカメラから得た表情データと視線センサーから得た視線データから、独自のアルゴリズムにより、お客様の興味・関心が高そうな「オススメ」メニューを提案して、お客様の注文をサポートしてくれるそうです。
接客支援ミドルウェア「CounterSmart」(会社HPより)
リリースの問い合わせ先を見ると、「OKIイノベーション推進センター」とあります。早速調べてみると...これは興味深い!ぜひお話を伺いたいと思い、訪問したのは同社イノベーション推進センター長であられる前野蔵人さん。
現在、OKIはイノベーション・マネジメントシステム(IMS)がスタートして5年目に入ります。さらにデザイン思考である"Yume Pro"に取り組んでいます。その上で、2020年4月に誕生したイノベーション推進センターを率いる前野さんに、AIに関する最先端の取り組みを始め、新規事業開発に向けてのマインド醸成など、多岐にわたりお話を伺いました。
2030年までの中長期における事業創出を目指した「イノベーション戦略」(会社HPより)
【スペシャルゲストプロフィール】
前野蔵人(まえの・くらと)
1995年、沖電気工業株式会社に入社。入社当初より、画像処理・統計解析・機械学習などの研究開発を担当。2000年、米国コロンビア大学に留学し、画像処理・セキュリティに関する共同研究を行う。2008年からは、センサーを用いたAIの研究開発プロジェクトを推進、2021年4月より、イノベーション推進センター長として、OKIグループ全体のイノベーションを推進(現職)