mar 15 2021
医療費削減の救世主
「バイオシミラー」とは!?
シースリー株式会社 代表取締役社長 ジェフリーB.シュナックさま
無駄な医療費を抑え、適正化するためのアプローチの一つ「バイオシミラー」。バイオシミラーとは、先発のバイオ医薬品の特許が切れた後に発売されるバイオ医薬品のこと。バイオシミラーはバイオ医薬品と同じく、細胞培養技術を用いて作られます。
バイオ医薬品の登場によって疾患によっては治療が飛躍的に向上しました。だったら、先行品と同等・同質の有効性・安全性があり、先行品よりも3割から4割安価であるというバイオシミラーの有益性を踏まえると、開発・普及は是非進めてもらいたいと思うのです。
そこで、医療課題の解決をサポートし、医療全体に貢献することを目指すシースリーを率いるジェフリーB.シュナック代表にお話を伺いました。
日本では、2009年にヒトインスリン(遺伝子組み換え技術を使って作られたインスリン)がバイオシミラーとして販売開始されたものの、まだまだ認知が進んでいるとは言えません。バイオシミラーについては、全体では「聞いたことがある」が9.7%、「ある程度知っている」が2.7%、「使ったことがある」が0.6%となっているという統計数値もあります。(楽天インサイト株式会調べ2020)
しかし、ジェフリー代表の話を聞けば聞くほど、、これってやっぱりもっと普及したほうがいい!と確信しました。バイオシミラーの可能性について、是非バックナンバーよりお聴きください!
※お使いのブラウザは、HTML5のaudio要素をサポートしていないようです。
【ゲストプロフィール】
ジェフリーB.シュナック(Jeffrey B. Schnack)
新規事業開発のコンサルティング会社からキャリアをスタート。ドイツの産業機器メーカーの日本社長としてアジア拠点を立ち上げた後、JR東日本初の海外子会社社長として米国での事業を軌道に乗せ、その商品が日経新聞年間新製品ランキング第2位に選ばれる。現在は製薬・ヘルスケア業界の戦略構築・実行と能力開発支援に取り組んでいる。
東京工業大学イノベーションマネジメント研究科CUMOTコース「ブランドマネジメント」及び「プロジェクトマネジメント」、九州大学のQRECセンター「テクノロジーマーケティング」など、複数のMBA、MOTコースで講師を歴任。スタンフォード大学でのIT&医療カンファレンス 「Medicine X」、パリ国際会議 「Doctors 2.0 & You」で講演を行う。「Monthlyミクス」など業界誌にも執筆多数。
アメリカのアイオワ州生まれ。日本語とドイツ語に堪能。米国のAmherst CollegeをPhi Beta Kappaおよびmagna cum laudeで卒業(BA)。フルブライト奨学金でオーストリアのUniversity of Viennaより国際政治経済学の修士(Diplom)を得たうえ、University of San Franciscoの経営学修士(Executive MBA)過程を主席で取得。
大学時代はバスケット選手でヨーロッパの実業団経験も。最近はスキー、キャンプ、山登りなど家族と一緒に出かけるのが好き。