takenaka isao

jun 10 2021

人を笑かす
謎の生物「吉本興業」の歴史に迫る


株式会社フェザンレーヴ顧問 / 元・吉本興業「伝説の広報マン」 竹中功さま
株式会社フェザンレーヴ顧問 / 元・吉本興業「伝説の広報マン」
竹中功さま 

日本人なら誰もが知っている「吉本興業」。今回お招きしたのは、同社元専務で「伝説の広報マン」との異名を持つ株式会社フェザンレーヴ顧問で、謝罪マスターとして活躍される竹中功さん。

竹中功

竹中さんは、おもしろい人を育てる吉本興業の学院、NSC吉本総合芸能学院の立ち上げで、あのダウンタウンを発掘・育成され、さらには人気に陰りが見え始めた「吉本新喜劇」を復活に導き、さらには日本国中に衝撃を与えた、大物芸人の引退会見の段取りなど、吉本興業の歴史を語る上で、絶対に外せない重要人物です。

今回ご紹介したかったのは、竹中さんが書かれた、吉本興業での実体験をもとに綴った著書「吉本興業史」。本書は2019年6月に突如勃発した闇営業問題から1年が経過した中で出版されています。闇営業に端を発し、吉本興業のゴタゴタが次々に出てくる展開に、私たちも興味本位でメディアから発信される様々な情報に触れていたことを思い出すと、本書にはもしかすると暴露的な内容が含まれているのか、、、と思う読者の方もいらっしゃったと思います。少なくとも下世話な私はそう思って手に取りました。

しかし、、、竹中さんの視点で描かれた内容から、随所に吉本興業への愛、お笑いへの愛が伝わってきました。どうしてこんなことに、、という残念で、ショックだったという心情も同時に本書から伝わってきました。


竹中さんが薫陶を受けた中邨秀雄さん(吉本興業元社長)からの名言

「竹中、『3割バッター』とは、10打数の3本安打ではなく、1000打数の300安打のことやで。1000打数の3割バッターは10打数の3割バッターより、693本も空振りや凡打でアウトになっているということや。もちろん出塁も297多いことやねんけどな」

吉本興業が歩んできた歴史を知る竹中さんだからこそ、書ける内容。直接お話を伺いたい!ということでご連絡を差し上げたところ、快くお引き受けいただきました。

実際の収録現場は笑いあり、笑いあり、笑いあり(笑)。収録後も盛り上がり、私は竹中さんに「弟子入りさせてください!」とお願いしたところ「弟子はとれへんねん」と一蹴。。。残念......と落胆する私にニヤリとしながらもう一言「兄弟分ならええで」(笑)

竹中さん、これからもよろしくお願いいたします!それでは、笑いたっぷりのインタビュー、ぜひお聴きください!



インタビューでご紹介した竹中功さんの著作
吉本興業史



【スペシャルゲストプロフィール】
竹中功(たけなか・いさお)

1959年大阪市生まれ
同志社大学法学部法律学科卒業
同志社大学大学院総合政策科学研究科修士課程修了
吉本興業株式会社入社。
宣伝広報室を設立、「マンスリーよしもと」初代編集長。

芸人養成所「よしもとNSC」開校。 プロデューサーとして心斎橋筋2丁目劇場、なんばグランド花月などの開場に携わる。
河内家菊水丸の担当として、イラク、ロシア、北朝鮮、北方四島公演などをプロデュース。
沖縄映画「ナビィの恋」「ホテル・ハイビスカス」、香港映画「無問題」「無問題2」などを製作。
リスク・コンプライアンス委員、「百年史編纂委員」「東北担当住みます専務」、よしもとクリエイティブ・エージェンシー専務取締役、よしもとアドミニストレーション代表取締役などを歴任。2015年退社。

主な著書
「よい謝罪 仕事の危機を乗り切るための謝る技術」日経BP社 2016/11発行
「よしもとで学んだ『お笑い』を刑務所で話す」にんげん出版 2017/7発行
「わらわしたい 正調よしもと林正之助伝」KKロングセラーズ 2017/9発行
「吉本興業をキラキラにした男 林弘高物語」 (監修)KKロングセラーズ 2017/9発行
「お金をかけずにモノを売る 広報視点」経済界 2018/1発行
「謝罪的藝術」(「よい謝罪」繁体字中国語版)台湾角川 2018/3発行
「他人(ひと)も自分も自然に動き出す最高の『共感力』」日本実業出版社 2018/7発行
「謝罪力 仕事でも家庭でも問題解決に役立つ本」日経BP社 2019/3発行