jul 21 2021
感動を味わう
介護施設選び「5つのポイント」
株式会社三英堂商事 代表取締役社長
上村 岩男さま
高齢者やその家族にとって非常に大きなテーマとなっているのが施設選びを検討する時「どのような介護施設を選べば良いのか」という問題。その問題に対して「感動をキーワードにして運営する理想的な居場所を探そう」と話されるのが、今回お招きした株式会社三英堂商事、代表取締役社長であられる上村岩男さん。
同社はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、介護付き有料老人ホーム「家族の家ひまわり」シリーズ、そして、認知症高齢者グループホーム「気手来手(きてきて)くんの家」を北関東中心に展開されています。
これまで人生を生きてこられた尊厳ある入居者の方々に対する感謝と尊敬の念から、「入居者先生」と声かけすることを決められた上村さん。その上で、入居者先生の日常が、ほぼ施設の中で完結することを踏まえ、感動を味わえるカゴ施設として、「小さな街づくり」をコンセプトに掲げ展開してこられました。
2021年5月には"「感動」を味わえる介護施設選びのポイントとは?『人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント』"を上梓、本書では以下の5つをポイントとして挙げられています。
特に重要なポイントが「経営哲学」。理由は、食事、空間、スタッフ、そしてリスク管理のあり方はいずれも経営者の経営哲学が大きく影響するため。だからこそ、介護施設を運営する団体の経営哲学をしっかり押さえなければならない、と上村さんはおっしゃいます。もちろん、三英堂はハッキリと経営哲学を発信していらっしゃいます。
元々は、日本の経済が右肩上がりであった昭和50年代、60年代に独身寮の仲介を手がけられていた同社。しかしその後のバブル経済崩壊の余波を受け、コスト削減のため独身寮から一斉に退去する時代を迎えたタイミングで、介護施設への転用を行ってきました。「他を真似しない」を経営の基本戦略に、現在はIPO(株式新規公開)を目指されている上村さん。たっぷり語っていただいたインタビュー、ぜひお聴きください。
【スペシャルゲストプロフィール】
上村 岩男(かみむら いわお)
株式会社三英堂商事 代表取締役社長。
1948年、鹿児島県生まれ。1977年、29歳のとき、不動産管理業務を中心とする三英堂商事を創業(1978年には株式会社三英堂商事に改組し、代表取締役に就任)。1998年から介護事業に参入、現在は首都圏を中心に介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する。