nakamura ayuko

jul 09 2021

オープンイノベーション
価値ある出会いが未来を創る「AUBA(アウバ)」の挑戦


iicon company 代表/founder
中村 亜由子さま 

2003年、カリフォルニア大学バークレー校客員教授であるヘンリー W. チェスブロウが提唱した、「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論であるオープンイノベーション。大きな可能性を感じるキーワードであり、大企業がベンチャー企業と組んで革新に挑む文脈で使用されることが多いオープンイノベーションですが、「挑戦した、もしくはしているがうまくいかない」という声を聞くことも少なくありません。 確かに、山の食材、海の食材は、「山の幸」「海の幸」と言いますよね。。

実態はどうなのか?そしてこれからの未来は?

確かめるべく、HR支援会社としてアジア最大のパーソルグループの社内新規事業として産声をあげ、現在は日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームへと成長した「AUBA(アウバ)」の創業者されたeiicon company 代表である中村 亜由子さんをお招きし、じっくりお話を伺いました。



「AUBA(アウバ)」は累計登録社数が20,000社を突破、同プラットフォームを活用したマッチングによる共創の成功報告(サクセスケース)が累計で1,000社を突破するなど、新たな共創の創出に貢献しているサービスです。

順風満帆にも思えるオープンイノベーション。しかし、中村さんは、著書「オープンイノベーション成功の法則」(クロスメディア・パブリッシング 2019)にて、オープンイノベーションを「パルプンテ(※1)」的に使い続けている企業は多い、と喝破されています。

それは、逆にオープンイノベーションが日本において必要な処方箋であることへの揺るぎない確信を持たれているからこそ出てくる言葉。マジックでも、劇薬でもなく、地道な整理と努力が必要であることを、多くの事例を現場で見てきたからこそ現実も伝えたい、という想いとして受け取りました。



それにしても......産休中に「AUBA(アウバ)」のビジネスアイディアを思いつき、職場復帰した当日にいきなり新規事業として展開したいと上司に伝えるというエピソードなど、常識を超える行動力には度肝を抜かれました......

そもそも普通、産休中に新規事業のアイディアを思いつくということも論理が飛躍しています......何かを変革しようという方は発想、そして行動力が違うと改めて感じました。

日本にオープンイノベーションを根付かせ、価値ある出会いでビジネスに新しい風を巻き起こす若き起業家の声、ぜひお聴きください!






【スペシャルゲストプロフィール】
中村 亜由子(なかむら・あゆこ)

iicon company 代表/founder
2008年株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)入社。 以来、doda編集部、人材紹介事業部法人営業など、HR転職領域に従事。2015年「eiicon」事業を起案・推進。現在は全国各地の20000社を超える様々な法人が登録し、日本最大級の企業検索・マッチングプラットフォームとなった「eiicon」を運営するeiicon company の代表/founderを務める。

※1
「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する呪文のひとつ。何が起こるかわからない、という意味。興味がある方は、「ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり」のCMをご覧ください。このCMでは、俳優の山田孝之さん演じる熱血サラリーマンが、会社の会議で今後の戦略等をドラゴンクエストシリーズに登場する呪文を使い説明しています。

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