iwasaki kunihiko

jul 07 2021

農業マーケティング
うまくいっている農家は何をしているのか?


静岡県立大学経営情報学部教授
岩崎邦彦さま 

「おいしい」と聞いて、一体何を思い浮かべるでしょう?全国の消費者2,000人に聞いたアンケートで、圧倒的に多くの人があげたのは「幸せ」という言葉だ、と教えてくださったのが、今回のゲスト、静岡県立大学経営情報学部で教鞭を執られる岩崎邦彦先生。

確かに、山の食材、海の食材は、「山の幸」「海の幸」と言いますよね。。



岩崎先生は「農業は人々の『幸せ』の源泉となる産業である」と語られます。一つの事例として、「人口1人あたりの農作物・食糧品の輸出額が多い国」、つまりその国において「農」や「食」の相対的な地位が高く、国際的な競争力もあることを示唆しているランキングからは、幸福度にかなりの正の相関が見られることに気付かされます。



ちなみに、日本の同じ数値を見るとこれ。



「農」と「食」、そして「幸せ」の間には明らかにポジティブな関係が存在していることがハッキリし、日本はそうなっていないのであれば......どうしたらいいのでしょうか!?

解決の方法をお聞きするため、静岡県立大学がある静岡市を訪問、お話を伺ってきました。キーワードは「マーケティング」。一体どんなお話が飛び出すのか、ぜひお聴きください!




【本書紹介】
書籍:「農業のマーケティング教科書 食と農のおいしいつなぎかた」 (日本経済新聞出版 )



伝わらない「品質」「おいしさ」には意味がありません。
どうすれば、生産者目線を消費者目線に変えられるのか?
どうすれば、農業者が元気になるのか?
「食」と「農」をつなく道筋を考えます。


【スペシャルゲストプロフィール】
岩崎邦彦(いわさき・くにひこ)

1964年生まれ。静岡県立大学経営情報学部教授・地域経営センター長・学長補佐。博士(農業経済学)。上智大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。国民金融公庫、東京都庁、長崎大学経済学部助教授などを経て現職。理論と実践の融合をモットーとして、アメーラトマト、お茶など地域産品のマーケティング、静岡県農業法人協会のアグリマーケティング・プロジェクトのアドバイザー、全国各地の農業者へのセミナーなどを精力的に行っている。