Kamimura Iwao

jan 26 2022

「言葉」の持つ底知れぬ力
上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学


株式会社 三英堂商事
代表取締役 上村岩男さま

青雲の志を抱き、半世紀に渡ってビジネスを切り開いてこられた、株式会社三英堂商事 代表取締役 上村岩男社長をお招きし、ビジネスについてたっぷりお話を伺う企画、その名も「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」。

今回の"俺流"行動規範は「身の廻りの物は、最大限活用し、長く大切に使え。愚か者は、壊し無くし、新しいものを欲しがり、有難さに気付かない」、「家族を大切にせよ、稼げる原点は家族だ!」の2つ。

"俺流"行動規範の特徴は上村社長の「言葉」にあると思います。例えば、今回「ゴミを出す」という日常の言葉に疑問を投げかけています。その上で、「すべての物は命ある再利用が可能な『資源の回収』と言うべき、なぜならゴミという言葉は本来存在しないから」と話します。



現在、そこかしこで見かけるSDGs、サステイナブル(持続可能)などという言葉が使われるはるか前から、上村社長は意識されてきたということです。

そして、「言葉」の力という観点から、話題は家族に。上村社長が経営する三英堂商事では「家族の絆の架け橋」という言葉が、会社の理念の一つに掲げられています。



とはいえ、もしかすると、今の時代、「家族経営」という言葉に対して、やや拒否反応を示す方もいらっしゃるかもしれません...

ここでも「言葉」の捉え方に「なるほど」と唸る場面が。「家族といっても、人格や独立した個の存在を考えれば、ある意味『他人』である。であれば、思いやり、気遣いの心を家族の構成員という観点で持つのはどうだろうか」と投げかけます。

これだ!という正解がない家族の形。家族の形を模索し続けるということは、まるで人間探求の旅に出かけるようなものなのかもしれません...

今回も上村社長が自ら学びとり、体系化してこられた「"俺流"の行動規範」、ぜひお聴きください。





【書籍紹介】
書籍:人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント
(発行:幻冬舎)



  • 高齢化が進み、人生100年時代といわれる今、介護施設の利用者は年々増え続けています。介護施設の利用がごく当たり前となっている状況のなかで、高齢者やその家族にとって非常に大きなテーマとなっているのが施設選びを検討する時「どのような介護施設を選べばよいのか」です。「感動の喜びを得られる介護施設であれば、利用者は生き甲斐と希望を獲得できる」ということを強調、感動を味わえる施設を見つけるためにはいくつかの着眼すべきポイントについて実例を挙げて詳しく解説しています。最期に豊かな人生を送りたいと願っている高齢者の方々やその家族にとって、ささやかな手助けとなることを願った一冊です。

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【スペシャルゲストプロフィール】
上村 岩男(かみむら・いわお)

株式会社三英堂商事 代表取締役社長。
1948年、鹿児島県生まれ。1977年、29歳のとき、不動産管理業務を中心とする三英堂商事を創業(1978年には株式会社三英堂商事に改組し、代表取締役に就任)。1998年から介護事業に参入、現在は首都圏を中心に介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する。