Hasegawa Masako

jan 20 2022

医療×IT
ドクターネットの遠隔画像診断とは


株式会社ドクターネット
代表取締役社長兼CEO 長谷川 雅子さま

コロナ禍、「遠隔診断」という言葉をよく耳にするようになりました。最近の技術かと思いきや...なんと四半世紀前から「遠隔画像診断」は私たちのすぐ隣にあったのです。教えていただいたのは、株式会社ドクターネットCEOの長谷川雅子さん。遠隔画像診断の具体的な内容はもちろんのこと、黎明期から現在に至るまでの歩み、そして今後どのような展開を考えていらっしゃるのか、将来像についてもお話を伺いました。

遠隔画像診断とは、病院から送られてくるCT/MRIの医用画像を、ドクターネットの契約読影医がネットワークを介して診断し、レポートを返却する、という診断方法です。連携する読影医の得意領域に合わせ正確な診断ができるようサポートするだけでなく、診断ミスが起こらないようにする、大変な技術と緊張感が求められる高度な業務です...それにしても、放射線診断専門医は日本には約6000人しか存在しないのですね...少ない担い手で年間2〜3億症例を診断している、という現状に驚かされました。



また、今後、AIと画像診断が、掛け合い融合され、さらに人々を救う可能性が出てきていることにも話は及びました。AIに関しては、昨年、胸部X線肺炎検出AIエンジン、コロナに対するAIと画像診断の薬事承認を日本で初めて取得しています。「今後は読影を可能とするAIと画像診断と医師が連携することにより、さらに高度な診断が可能になる」と長谷川さんは話します。

長谷川さんは東京大学経済学部ご卒業後、ボストンコンサルティングに入社、幅広い業界にて全社改革、成長戦略策定プロジェクト等を担当してこられました。その後、日本の成長産業である医療、その中でもドクターネットの遠隔画像診断に注目し、5年前に入社しC E Oに就任された圧倒的な手腕の持ち主。

テクノロジーを味方に医療の課題を解決するドクターネット。医療データを活用しながら日本の医療の効率化、次世代化を目指す取り組みは、私たちの健康に安心と希望を与えてくれます。遠隔画像診断の最新動向、是非、お聴きください。







【スペシャルゲストプロフィール】
長谷川 雅子(はせがわ まさこ)

東京大学経済学部を卒業し、株式会社ボストンコンサルティンググループに新卒入社。東京・ソウルオフィスにて、全社改革プロジェクト・成長戦略策定プロジェクト等を担当。2017年1月、株式会社ドクターネットに入社し、2017年6月に代表取締役CEOに就任。

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