Bozu Konjac / Fujiwara Masataka

feb 11 2022

食べてみたい
美味しいマイナー魚図鑑


水産アドバイザー
ぼうずコンニャク 藤原昌高さま

日本には魚種が多いとは聞いていましたが...こんなにも「マイナー魚(ぎょ)」がたくさんあり、しかも美味しいとは...

「世の中には美味しいマイナー魚がたくさんある」と教えてくださったのは、Webサイト「市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク」を運営、「美味しいマイナー魚図鑑」(マイナビ出版)をはじめ数多くの著作をもつ、ぼうずコンニャク、藤原昌高(ふじわら・まさたか)さん。

ぼうずこんにゃくとは...実は魚の名前。幼少期は魚介類が苦手だったというのですから驚きです。では、なぜこんなに魚介類、それもマイナー魚にまで魅了されているのでしょうか?答えはシンプル、「食べたら美味しかった」から。

ボウズコンニャク 21cm SL 前後になる。体はやや側へんし細長い。胸鰭は尻鰭起部に達しないか僅かに超える。目の上と前方、下顎ふきんに鱗がない。
(出所)「市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク」より

もちろん、ボウズコンニャクはマイナー魚。刺身にしても、塩焼きにしても、フライにしても、唐揚げにしても、美味しい。ただ、鮮度のよいものはなかなか手に入らないとのこと...食べたくなってきました!

ご一緒に番組を盛り上げてくださる、SANKO MARKETING FOODS長澤社長へは、静岡では「燧鯛(ヒウチダイ)」が美味しいと太鼓判、白身なのに脂が乗っていて、寿司ダネにしても素晴らしいのだとか...

「産地でもあまり知られていない超がつくほどうまい魚」とのこと、紹介されながらどんどんお腹が空いてきます...

ヒウチダイ 20cm SL 前後になる。目が前方にあり、頭部は透明感のある骨格に覆われ、目から放射線状に畝状の線が走る。腹部正中線は各鱗が強い棘を持ち、ノコギリ状。尾鰭の先は黒い。
(出所)「市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク」より

他にも、スズキ目ヒメジ科に「オジサン」という魚種があり、ちなみに標準和名は「オジイサン」だったことなど、先ほどまでの深海魚のみならず、沿岸・浅瀬の魚も教えていただきました。

魚を今すぐ食べたくなるほど魅惑的なぼうずコンニャク、藤原さんへのインタビュー、是非お聴きください。そして、気になった方は、Webサイト「市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク」をご覧ください!

Webサイト「市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク」
詳細はこちらから





【書籍紹介】
書籍:【マイナビ文庫】美味しいマイナー魚図鑑ミニ
(発行:幻冬舎)



  • 読んで楽しいマイナー魚の図鑑の文庫版が登場!
    好評既刊『美味しいマイナー魚介図鑑』をコンパクトにまとめ直し、最新情報に加筆・修正した文庫版が登場!
    深海魚をはじめ、地域性の高い魚、漁獲量が少ない魚、ほとんど知名度がない魚など、マイナーな魚を紹介する図鑑です。
    実は、日本で獲れる魚の30パーセントは海に捨てられています。普段食卓にあがらないようなマイナーな魚でも食べると美味しいものが多いです。本書は、そんなマイナー魚のことを知って、美味しく食べてほしいというコンセプトで作られました。
    本書では、著者・ぼうずコンニャクこと藤原昌高さんが日本全国を訪ねて手に入れたマイナー魚236種を写真と共に紹介します。基本的なデータ、旬や産地はもちろん、美味しい食べ方も掲載。読んで楽しい図鑑になっています。

    お求めはこちらから


【スペシャルゲストプロフィール】
ぼうずコンニャク 藤原昌高(ふじわら・まさたか)

1956年、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)生まれ。子供の頃から川魚を捕ることが好き、魚を食べることは嫌いだった。ある日突然、魚好きに。人間と関わる生物すべて、食文化を調べ始めて40年近くになる。すしの写真を撮り始めて15年。魚介類関連写真は50万点以上、すしの写真は2万点以上を保有。現在、島根県水産アドバイザー、釣り雑誌などにエッセイを書いている。著書に『すし図鑑』(マイナビ出版)、『からだにおいしい魚の便利帳』(高橋書店)、『地域食材大百科 魚介、海藻』(農文協)、監修『日本の食材帳―野菜、魚、肉』(主婦と生活社)など。