Mizuno Masao

apr 14 2022

問いを立てる
誰もが心豊かに暮らせる「ウェルビーイング」とは


法政大学 現代福祉学部 福祉コミュニティ学科
学部長 水野雅男さま

今回お話を伺ったのは、「ウェルビーイング」を教育理念に掲げ、少子高齢化、地方創生など、現代の地域課題に向き合い、長年課題解決に取り組んでこられた法政大学 現代福祉学部、水野雅男教授。現代福祉学部では、健康で幸せを感じられる地域社会を構築するための、対人援助や地域づくりに資する人材を養成するための教育・実習プログラムが用意されています。また、希望すれば、海外や国内での研修も受けることができるとのこと。

法政大学 現代福祉学部
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「高校生までは与えられた課題を解いていけば良い。しかし、大学生ならば、課題が与えられるのを待つのではなく、社会から課題を自ら探し、そこから何故こうなっているのだろうと問いを立てることが重要」と水野先生は話します。



例えば、「視覚障害者用の点字誘導ブロックは視覚障害者に対して本当に有用なのか?」「点字ブロックがあることで、かえって視覚障害者の行動を制限することには繋がらないか?」「ダイバーシティーが大きく掲げられる現代で、なぜオリンピックとパラリンピックは分けて行われているのか?」と考え始めると、世界中には、当たり前と捉えられている中に、課題が隠されていることに気付かされます。



「世の中で、当たり前と捉えられていることに問いを立てるという考え方が、課題を発見、解決できる人間を育てることに繋がる」という考えに、若かりし頃から触れることができる水野先生の教え子たちは、幸せだと思いました。水野先生へのインタビュー、ぜひお聴きください!





【スペシャルゲストプロフィール】
水野 雅男(みずの・まさお)

東京工業大学大学院社会工学科修士課程修了。(社)地域振興研究所研究員、(株)地域開発研究所研究員を経て、1993年有限会社水野雅男地域計画事務所設立。2009年〜2010年 金沢大学教員、2011年より現職。