【アメフト】パナソニックが接戦制しライスボウル2連覇
MVPコックス「日本で家族ができた」
JAN 04 2026
アメリカンフットボールの日本一を決める第79回「ライスボウル」が2026年1月3日、東京ドームで行われ、パナソニックインパルスがオービックシーガルズに9対7で競り勝ち、2年連続6度目の優勝を果たした。パナソニックの連覇達成はチーム史上初。
■ 守備戦を制し、FGで逆転
5年連続の出場となったパナソニックは、タッチダウン(TD)こそ奪えなかったものの、鉄壁の守備陣が奮闘。1点を追う最終第4クオーター、キッカーの佐伯がこの日3本目となるフィールドゴール(FG)を決め、9対7と逆転に成功、そのままリードを守り切り、接戦をものにした。オービックは第2クオーターに今季新加入し、ライスボウル進出の立役者となったクォーターバック(QB)ホリーが、ワイドレシーバー(WR)佐久間に約60ヤードのパスを通すビッグプレイで魅せた。その後も再三見せ場を作ったが、あと一歩及ばなかった。
■ 「迷わず蹴った」キッカー佐伯
試合後の会見で、決勝点となるFGを決めた佐伯は「(2本FGを外す)しんどい展開だったが、やるしかなかった」と当時の心境を吐露。「ディフェンスも止めてくれていたので、しっかりと準備はしていた。迷わず蹴った」と、極限の重圧の中での一打を振り返った。
■ 「日本で家族ができた」MVPコックス
最優秀選手(MVP)には、試合を通じて2度のインターセプトを記録したディフェンシブバック(DB)ジョシュア・コックスが選出。コックスは会見で、決定的な場面でのプレーについて「ボールが見えたので取りに行った」と語った。また、「日本に来てチームメートと仲良くなり、日本で家族ができた」と、チームへの深い愛着と感謝を口にした。
■ 「また新しいことにチャレンジできるチャンス」高山HC
チームを史上初の連覇に導いた高山ヘッドコーチ(HC)は、偉業について「正直、あまり意識していなかった」と無欲を強調。「今年勝つこと」に集中した結果だと振り返った上で、「また新しいことにチャレンジできるチャンス」と、早くも来季への意欲を覗かせた。 また、会見で隣に座っていたMVPのコックスについて「非常に明るい性格。人格などのキャラクターも素晴らしい」と、コックスの肩を叩きプレー面だけでなく人間性を手放しで称えた。